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インクルージョン&ダイバーシティ(多様性)
インクルージョン&ダイバーシティ(多様性)
エスティ ローダー カンパニーズのビジョンは、ビューティ業界において世界で最もインクルーシブで多様性に富んだ企業となり、幅広い人材から選ばれる企業、世界中のお客様から選ばれるブランドとなることです。私たちは、従業員や地域社会、そしてお客様を尊重し、思いやりの心を持って接する、人を第一に考える会社です。世界約150のロケーションのお客様と共にあるエスティ ローダー カンパニーズは、私たちが生活し働く地域社会に貢献するためには、私たちの従業員と製品がこのグローバルな多様性を反映し、示していく必要があると考えています。
出典:エスティ ローダー カンパニーズ2024年度フォーム10-K
私たちは、インクルージョン、ダイバーシティ、エクイティが創造性とイノベーションを促進し、ポジションを問わず全従業員がリーダーシップを発揮できることに繋がると考えています。当社は、インクルーシブで多様かつ公平な職場を重視し、地域への関わりと、変化を続ける世界中のお客様のニーズを理解することがお客様への共感と思いやりに繋がると認識しています。
私たちは社内、地域社会において公平性、インクルージョン、結びつきの文化を更に推進することに深くコミットしています。
ファブリツィオ フリーダ
社長兼最高経営責任者(CEO)
私たちは、インクルージョン&ダイバーシティ(多様性)、エクイティが創造性とイノベーションを促進し、ポジションを問わず、全社員がリーダーシップを発揮して働けることに繋がると考えています。 私たちが大切にしている社員は、インクルーシブで多様性、公平性があり、地域への関りと世界中の消費者のニーズの変化を理解することが消費者への共感と思いやりに繋がると認識しています。
結びつきの美しさ
エスティ ローダー カンパニーズでは、お互いに対する尊敬の念、人々の結びつきを大切にする文化、そして、脈々と受け継がれてきたインクルージョン、ダイバーシティ、エクイティ、エンゲージメントの価値観が根付いています。私たちはインクルーシブな文化を維持・促進できるよう尽力しており、従業員には各自の強みと能力をぜひ発揮してほしいと願っています。地域、年齢、文化、人種/民族、性別、性同一性、性的指向、宗教、身体能力、社会経済的ステータスは問いません。結びつきを大切にすることで、私たちの職場の多様性が促され、革新的な製品と実践が生み出され、当社を業界でも屈指の創造性と柔軟性を持つダイナミックな企業へと進化させるのです。
様々な視点、専門分野、経験が認められ、尊重され、育成されている組織では、創造性とイノベーションが開花します。
マリル マーシャル
シニアバイスプレジデント兼エグゼクティブマネジメント、ダイバーシティ&エクイティ最高責任者
エスティ ローダー カンパニーズの強みは、従業員のバックグラウンドや個々の視点の集合的な多様性にあります。さまざまなバックグラウンド、経験、視点が集結することにより、組織の中からより優れたイノベーションが起き、より優れた問題解決へ導かれると考えています。
世界で最もインクルーシブで多様性に富んだビューティ企業になるというビジョンに従い、従業員がビジネスのあらゆる場面で自分らしさを発揮できるよう奨励しながら、今後も従業員のエンパワメントに努め、関わり続けます。当社は従業員の能力を伸ばし、私たちがサービスを提供する世界中のお客様とコミュニティを理解しながら、それぞれを代表する人材を活用するよう尽力しています。
ELCにおけるインクルージョン、ダイバーシティ、エクイティの定義
エスティ ローダー カンパニーズでは、特定の個人、または一つの集団や文化が私たちのビジネスの成功に必要なすべての知識やスキル、および情報を持っているのではなく、一人ひとりの声に耳を傾け、共有し、検討することが重要であると考えています。ELCでは、インクルージョン、ダイバーシティ、エクイティを次のように定義しています。
インクルージョン:全員が能力を最大限に発揮し、すべての行動において自分たちが考慮されていると感じ、各自が職場や世界に持ち込む違いを認識、評価、尊重する環境を作ること。
ダイバーシティ:アイデンティティを形成し、私たちの見解、行動、アイデアを加速させる様々な特性、属性、そして経験のすべて。
エクイティ:すべての人を公平に扱い、リソース、福利厚生、機会における格差を排除すること。
エクイティへのコミットメント
エスティ ローダー カンパニーズは、社内だけではなく、世界中でエクイティの促進に尽力しています。ジェンダー、人種平等へのアプローチを通じて、すべての人にとってより公平な未来を創造するという、長期的かつ持続可能な影響力を持つ共同的な使命に取り組んでいます。
人種間の公平性
人種間の公平性
個人、インクルージョン、平等を尊重する社内で脈々と受け継がれてきた価値観に根差したエスティ ローダー カンパニーズの人種間の公平性へのコミットメントは、社内における公平性実現のための継続的な取り組みを支えるでしょう。
リスニング・ラーニング
- アドボカシーとインクルージョンの社内文化を養い、社員が自分たちの声を共有し、耳を傾け合い、共に影響を与えることが出来るようにします。
黒人社員ための人材開発と機会
- 米国の黒人社員に対し、、専門的な能力開発や昇進へのアクセスをより公平に提供し、あらゆるバックグランドを持つ人々に対応できる職場を創出する責任があることを明確にします。
リプレゼンテーション
- エンド・ツー・エンドのクリエイティブ・プロセスにおいて、黒人の経験を正確に一貫して表現し、黒人の専門家の関与により、当社の製品が黒人消費者のニーズに合うようにします。
サプライヤー
- 私たちの力を活用し、黒人経営者のビジネスを支援します。 今後3年間で、黒人経営の企業から調達する原材料、包装材、消耗品を現在の少なくとも2倍の金額にすることを約束します。
変化への投資
- 構造的な変化や人種的・社会的正義を目指す外部組織や非営利団体への有意義な支援を行います。
ジェンダーの公平性
ジェンダーの公平性
エスティ ローダー カンパニーズは、社内および、世界中の女性の活躍推進に取り組んでいます。ELCでは、現在、社員の80%が女性で、エグゼクティブの役職に就く女性の割合は50%を超えています。取締役会の約半数が女性です。私たちは、ジェンダーを問わず、誰もが各自の目標達成に役立つツールやサポートにアクセスでき、健康や教育、経済活動に参加する均等な機会を与えられ、職場で平等な扱いを受けることを含め、全ての人が均等な雇用機会や昇進機会を与えられなければならないと考えています。私たちは、成功を収め、永続的な変化を生み出すために必要である適切なツールやスキルを女性や少女たちに提供することに取り組んでいます。
このため、私たちは国連財団の「ファイブ・フォー・ファイブ・イニシアチブ」に参加し、ジェンダーの平等を達成し、全ての女性と少女のエンパワーメントを図ることを掲げた「国連の持続可能な開発目標5」に沿った、2025年の達成を目指すコミットメントを策定しました。「ファイブ・フォー・ファイブ・イニシアチブ」を通して、リーダーシップの平等、機会の平等、健康と教育へのアクセスの平等という 3つの具体的な目標に取り組みます。加えて、私たちの新たなイニシアチブ「ドアを開く:女性の活躍推進およびジェンダー間の機会均等」を中心に2021年戦略を立てています。インクルージョン&ダイバーシティ(多様性)、アドボカシー、柔軟性、エンゲージメントに根ざした強力な文化をこのイニシアチブにより推し進めることで、 私たちが培ってきた歴史を尊重するだけではなく、活躍分野におけるすべてのジェンダーの機会均等を実現する助けとなります。
社員リソースグループの詳細を見る
インクルージョンの文化を推し進め、社員が安心し、率先してアイデアを出し合える職場環境を作るため、エスティ ローダー カンパニーズの社員リソースグループ(ERG)が設立されました。 ERGではサポートを得られ、ネットワーキングやコミュニティ作りができるだけではなく、社員が創造的なアプローチでビジネスチャンスに関与し、協力し合う可能性も広げています。
ERGと世界各国に設置された支部は、「You don’t have to be to belong」(参加するためにあなたを変える必要はありません)の精神に基づき、インクルーシブでオープンであり、全ての社員が参加することが出来ます。
日本での社員リソースグループ(ERG)
ペンギンクラブ
ペンギンクラブ― 同じ職場で働くワーキングペアレンツ、もしくはワーキングペアレンツではなく、今後の参考にしたい方も参加できる社員のネットワーキングを目的としたERGです。
- 子育てやキャリアパスなど日ごろの悩みを話し合ったり、私生活のハーモナイズに向けた工夫や提案等を共有できます。
- ランチミーティングを定期的に開催し、あらゆる側面でお互いを励まし合い、助け合っています。
女性リーダーネットワーク(Women’s Leadership Network)
女性リーダーシップネットワーク(WLN)は、社内の女性従業員が個人的にもビジネスにおいても真のリーダーとしてフルポテンシャルを発揮できるよう
支援し、奨励しています。APACのWLNは、2021年から始まり、日本を含め、リージョンを超えて門戸を開いています。
目標達成への進捗
エスティ ローダー カンパニーズは、公平性を達成するには、長期にわたる持続可能な進歩を確保するためのキャリアアップ、能力開発プログラム、採用方法、人材管理の強化、透明性を通じて当社の多様な人材にさらに投資する総合的なアプローチが必要であると信じています。ESG(環境、社会、ガバナンス)報告の一環として、ELCの社会的影響&サステナビリティレポート
の中で、当社の米国の従業員の多様性指標と給与における平等に関するデータを開示しています。
ELCは、自らの価値観を日々実践することに尽力している企業です。これまでの進捗を誇りに思いつつ、公平性を目指す道のりは今も続いていることを認識しています。インクルージョンとダイバーシティの文化をさらに進め、強化していくためには、公平性への包括的なアプローチを継続し、責任を持ち続けなくてはなりません。人々の意見に耳を傾け、学び、透明性を大切にする文化を養うことで、公平で多様、かつお互いを尊重し合い、人々のすべての貢献やバックグラウンドが認められる未来を築きたいと考えています。
私たちは、ビューティ業界において世界で最もインクルーシブで多様性に富んだ企業になるというビジョンを達成するため、目的意識を持ち、真摯に取り組んでいきます。